「奈良県立万葉文化館」と海文舎

もう7,8年前ですね。と私。
いいえ 10年くらい前ですよ。 と図書資料室の 鈴木様。

その頃(10年前) 万葉集豆本(正確には 万葉集名歌100選絵歌留多のを復刻した豆本)
の表紙柄に悩んでいました。

そんな中、夕方のNHKラジオが「奈良県立万葉文化館」の事を放送してました。
ネットで調べて「奈良県立万葉文化館」へ行きました。


万葉文化館の入り口から右に真っ直ぐ、躊躇無く図書資料室に入りました。
様々な本がいっぱいありました。
贈呈されてる本も多くありました。

目ぼしいものが探せず、帰ろうとしたら目に入りました。
それは本箱ではなく、BOOK立てにありました。

       ↓


中をあけて見ると、万葉集の歌に添って描かれた日本画でした。
なるほど。歌とと絵が合ってる。
その瞬間!閃きました!

こんなのが有るのでしたら、これもここに(万葉館)に置いて貰えないでしょうか!?
   と、机の前の事務の方に、見せ、言いました。

その方は、私がたまたま持っていった  この豆本を
         ↓


ぱらぱら と捲り(すこし驚きを隠せないご様子でした)

鈴木さんを呼んで! 電話をして!

鈴木様と初めてお会いしました。
色々聞かれました。いろいろ答えました。

「万葉集名歌100選絵加留多」はカルタとその解説文の本とセットで
昭和3年に売り出されていたのです。

しかし、奈良県立万葉文化館には 解説文 の本しか当時無かったのです。

暫らくしてから、鈴木様から「絵加留多」見つけましたよ。とお電話が。

昨日、その加留多も展示してありました。


  ↑ この画像は、海文舎が竹内様からお借りしてた時分のものです。

本物は撮影が許されませんでした。横で観てらしたご婦人に いいですねと、私。

ほんといいですね、とご婦人が。

これ木版画ですよ。と、得意げに言ったのが間違いでした。「版画」ですよと
説明する様に言った方が良かったかもしれません。ご婦人は。。。。

帰りにもう一度、図書資料館の鈴木様にご挨拶に。

(この3月で定年で。。。この前(この2月)言えなくて。。)それを知ってたら!

前日(15日)に手土産に深草名物「オスル」でも持って行こうかどうしようかと悩みました。

以前 そう言う決まりになってますからと、贈り物をそのままの形で
クロネコ便で送り返された経緯も頭に浮かび、また持ち帰るのも荷物に
なるし。。。

北尾さん(手作り教室の講師としてお呼び戴いています)にもご挨拶を。。と鈴木様。

引継ぎをされてる間に、北尾君をお邪魔させます。ご挨拶に伺いますと。私。

お元気で! 社長さんもお元気で! と握手をしてわかれました。

嗚呼!年と共に分かれ行く人が増える、今日この頃です。  火ノ浦久雄