#北海道のアスパラガス#

#北海道のアスパラガス#
高校を卒業して

愛知県刈谷市の

豊田自動織機に就職した時

初めて寮生活をした。

狭い2人部屋だった。

同僚は北海道の美唄から

来た宮崎君だった。

北海道は東北よりも北にあるから

言葉も聞き分けないくらい

訛りがあるのではと勝手に

思い込んでいた。

北海道は標準語だった。

それも優しい言葉使いの

標準語だった。

標準語でないとしたら

語尾に”しょ”が付く事ぐらいかも

しれない。

旭川から贈れてきた

アスパラガスで49年前を

思い出した。

火之浦久雄